ピースデイズ２０１１

平和と核を考える

東日本大震災は発生からすでに４ヶ月、今回の大災害、原発事故ではエネルギーを含めて改めて私たちの生き方そのものが問われています。「ピースデイズ2011」は、7月30日から8月 15日の間、「平和と核を考える」をテーマに、平和を考える全ての人、団体が時と場所を共にしながら、それぞれの切り口で主体的に取り組む中で、いかに生きるか、未来をどう作るのか、共にその選択への手がかりを探したいと思っています。

ピースデイズ２０１１のイベント

8月13日（土）映画とシンポジウム

～札幌エルプラザ～
札幌市北区北8条西3丁目 JR札幌駅北口より徒歩5分

料金

賛同金個人1口　2,000円　8/13（土）映画とシンポジウム通し券1枚付き
　　　　団体1口　5,000円　　　　　　　　　　　　〃　　　　　　　　　　2枚付き
8/13（土）映画とシンポジウム通し券　1,000円
8/13（土）映画のみ　前売り　800円
　　　　　　　　　　　　　シニア　800円
　　　　　　　　　　　　　学生　　500円
　　　　　　　　　　　　　当日　1,000円
　　　　　　シンポジウムのみ　500円

映画「夕凪の街　桜の国」

札幌エルプラザホール
開場　１３：２０
上映　１回目　１３：４０～１５：４０　　　　　２回目　１６：００～１８：００
映画の詳しい情報はこちらから

みんなで語ろう「この島（アイヌモシリ　ほっかいどう）の未来」

３階ホール
１９：００～２１：００
本田宏（北海学園大学法学部教員）
結城幸司（アイヌアートプロジェクト）
湯浅優子（北海道スローフード・フレンズ）
竹村泰子（札幌YWCA）ほか

「ミンナDEカオウヤ」プロジェクト

中研修室
１１：００～１６：００
東日本で被災された障がい者福祉事業所で製作されている授産品を販売　
プロジェクトの詳しい情報はこちらから

オカリナ演奏と朗読「広島のピカ」

大研修ホール
１８：３０～
遠藤真紀子・島田美智子

「原爆の図」パネル展

入場無料 8月6日（土）～13日（土）
札幌エルプラザ2階・4階
札幌市北区北8条西3丁目
JR札幌駅北口より徒歩５分

ご説明

「出来て困ったものが原子爆弾。やめてください、やめてくださいって、絵をいっぱい描いたのにね。どんどん増えていくの。くいとめる力がなかったことをおわびします。あなた方は原爆だの、原発だの、ろくでもないものに一杯囲まれた変な世の中を受けつががなければいけない。どうもすみません」
　これは「原爆の図」を制作した丸木位里（いり）さん（広島県出身、１９９５年没）の口癖でした。位里さんは１９４５年８月６日、広島の上空での「ピカ」の後、３日後に故郷の広島に戻り、なにもない焼け野原を目にしました。妻の俊（とし）さん（空知管内秩父別町出身、２０００年没）も１週間後に広島に入り、おふたりで救援活動を手伝いました。
　それから５年後『原爆の図　第１部　幽霊』が発表されました。水墨画家の位里さんと油彩画家の俊さんの共同制作です。数年間描きあぐねた末、やっとかたちになりました。
　はじめは１作だけ、その後は３部作にと考えていたそうですが、とうとう１５部作を数え、最後に〈長崎〉が描かれました。１９８２年までの３２年間、おふたりは「原爆」を描き続けたのです。

　核廃絶への運動が盛り上がった１９８２年夏―。ご夫妻を札幌へお招きして７月２０日から６日間「原爆の図」原画展が札幌市民ギャラリーで開かれ、延べ１７，０００人が入場しました。だが、いまその記憶も薄れてきています。「自分たちには子どもがいないから、この絵が孫の世代への遺言」という思いも、残念ながら若い世代へ十分に語り伝えられていません。
　１９８２年開催から２９年目の夏、あらためて「原爆の図」パネル展（丸木美術館所蔵）を企画いたしました。

　「３・１１」の大震災、福島原発巨大事故が起きた今、わたしたち一人ひとりの生き方が問われています。原発から放出された放射性物質が着実にわたしたちの生活を脅かし、子どもたちの体をじわじわと侵し始めています。この現実に目をそむけずに直視し、そして、語り合いましょう。未来に向けて～。